Labo report vol9 no.002 作りたい&飾ってみたい スワッグことはじめ。

vol.2 秋の草花のスワッグを楽しもう

第2回目は今の季節にぴったりのスワッグ作りを楽しんでみましょう。季節の花を飾ることで模様替えのような効果もありますね。スワッグならフレッシュフラワーを壁に飾りながらドライフラワーにできるので、水替えも要らず、実はとっても気楽。ドライフラワーになっていく様子、ドライフラワーになってからも更に退色していく様子などの変化も楽しめます!

point 01 秋の草花で簡単なスワッグ作り

まずは、どのような草花を選んだらよいのかについてです。スワッグにするには、やはりドライフラワーにしやすい花材を選ぶことが、変わらず大切なポイントです。秋といえば収穫や実りの秋をイメージしませんか? 穀物や実ものなどを入れると秋らしくなりますよ。しかも、ほとんどの穀物は、もともとの水分が少なめなのでドライにしやすいことがうれしいポイント。実ものは、その植物がもつ水分量に注意が必要です。分かりやすい見分け方は、硬いかどうか。熟していくにつれて水分が多くなる実ものは、熟す前の硬い状態を使うときれいにドライにしやすいはずです。

秋らしい素材をフレッシュフラワーにプラス!

point 02 思い切った色のチョイスも積極的に

フレッシュフラワーのときは鮮やかであった色も、ドライフラワーになると色が褪せていきますね。つまり、フレッシュフラワーのときに普段選ばないような多少派手な色を加えても、どんどん馴染んで秋らしいアンティークな雰囲気になっていくでしょう。年月が経つにつれて、多くのドライフラワーは茶色になっていきます。マニアックかもしれませんが、それぞれの植物がつくりだす茶色のグラデーションも素敵だったりします。スワッグづくりのためにフレッシュフラワーを選ぶときは、最終的に退色してしまうことを念頭にいれて、発色のよい花材も積極的にとりいれてみることがポイントの一つです。

退色後もグラデーションが楽しめる色を選んでみよう!

point 03 秋はスワッグに挑戦しやすい季節

実はドライフラワー自体が種類を問わず秋らしい印象があるので、組み合わせもあまり難しく考えずに挑戦しやすい季節だと思います。花材はドライフラワーにしやすいお花であることを前提に、植物のもつフォルムや質感も意識してみるとよいでしょう。正解はありませんが、いろいろな形状や質感の植物を組み合わせるほど、個性的で深みのある作品になると思います。迷ったときは、例えば縦長な花材、フワッとした花材、ゴツゴツした花材、など3種類くらいを数本ずつお花屋さんに相談しながら選んでみてはいかがでしょうか? 飾れる壁が窓の横の狭いところであれば、スワッグの横幅を出すのではなく縦長なタイプにしてみる、なども工夫のひとつ。よほど重たい花材を使わない限り、重さも画びょうでとめられるくらいだと思います。ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね!

メリハリのある色合い、組み合わせにチャレンジ!

今回のまとめ

  • 01.

    穀物や実ものを取り入れて秋らしいスワッグを作りましょう。

  • 02.

    退色することも考えて発色のいい花材を選ぶのもポイント。

  • 03.

    難しく考えずにさまざまなフォルムや質感の組み合わせを楽しんで。

Writer Profile

岡本 典子

花生師。「Tiny N」主宰。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業後、イギリスに留学し、花コンペティションにて多数の優勝・入賞を果たし、国家技能資格上級を取得して帰国。ゴトウフローリストに勤務後、アイ・スタイラーズの立ち上げを経て、二子玉川に自店を構える。2015年にアトリエ「Tiny N Abri」を三軒茶屋にオープン。テレビ・雑誌・広告などのフラワースタイリングほか、カルチャースクールの講師、婚礼や展示会、パーティの装花、イベント出店など多方面で活躍中。