お雑煮は、地域や家庭によって味付の仕方や具材が様々で、全く違う料理なのではないかと思ってしまうほどです。
今年のお正月は、定番のお雑煮に加えて、他の地域のお雑煮にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
こだわりの味についてたくさん回答をいただいていますので、ぜひ参考にしてみてください♪
お雑煮を毎年必ず食べるという方が一番多く、70.7%でした。
続いて、食べない年もあるという方が22.1%、食べないという方は7.0%でした。
今回は、430人の方から回答をいただきました!(うち5.5%は未回答)
そのうち、
■西日本エリア
四国地方出身:17.7%、中国地方出身:21.2%、九州地方出身:27.4%、近畿地方出身:11.7%でした。
■東日本エリア
中部地方出身:5.6%、関東地方出身:7.7%、東北地方・北海道出身:3.3%でした。
お雑煮の味付けで最も多かったのが、おすましで62.6%でした。2番目に多かったのは、白味噌で19.3%でした。
地域別で味付けの違いを見てみると、以下のような結果になりました。
■四国
1位:おすまし 57.9%
2位:白味噌 32.9%
3位:淡色味噌 2.6%
■中国
1位:おすまし 61.5%
2位:あずき 12.1%
3位:白味噌 9.9%
■九州
1位:おすまし 76.3%
2位:白味噌 13.6%
3位:あずき/淡色味噌 0.8%
■近畿
1位:白味噌 50.0%
2位:おすまし 39.6%
3位:淡色味噌 2.1%
■中部
1位:おすまし 79.2%
2位:淡色味噌 4.2%
■関東
1位:おすまし 66.7%
2位:白味噌 9.1%
3位:赤味噌 6.1%
■東北・北海道
1位:おすまし 64.3%
2位:白味噌/あずき 7.1%
全国的にはおすましが多いものの、近畿地方のみ白味噌で味付をする方が多いようですね。
お雑煮に入れるお餅の種類で一番多かったのは、丸餅で52.6%でした。
続いて第2位は、焼いた角餅(切り餅)で13.7%、第3位は焼いた丸餅で13.0%でした。
地域別で見てみると、西日本は丸餅、東日本は角餅(切り餅)を入れるご家庭が多いようです。
■四国
1位:丸餅 42.1%
2位:丸餅(餡子入り) 15.8%
3位:角餅 13.2%
■中国
1位:丸餅 76.9%
2位:焼いた丸餅 12.1%
3位:焼いた角餅(切り餅) 2.2%
■九州
1位:丸餅 59.3%
2位:焼いた丸餅 18.6%
3位:焼いた角餅(切り餅) 11.0%
■近畿
1位:丸餅 70.8%
2位:焼いた丸餅 20.8%
3位:角餅 4.2%
■中部
1位:焼いた角餅(切り餅) 45.8%
2位:角餅 33.3%
3位:丸餅 12.5%
■関東
1位:焼いた角餅(切り餅) 54.5%
2位:角餅 27.3%
3位:焼いた丸餅 9.1%
■東北・北海道
1位:角餅 50.0%
2位:焼いた角餅(切り餅) 25.0%
3位:丸餅 16.7%
「お雑煮の定番の具材」第1位は、人参で14.9%でした。第2位は大根で13.1%、第3位はかまぼこで10.1%でした。
地域別に見てみると、東日本では「鶏肉」が定番の具材の一つになっているようです。
■四国
1位:大根 21.0%
2位:人参 20.1%
3位:白菜 11.2%
■中国
1位:人参 14.2%
2位:大根 11.4%
3位:かまぼこ 10.4%
■九州
1位:しいたけ 15.5%
2位:白菜 13.3%
3位:かまぼこ 12.5%
■近畿
1位:人参 22.1%
2位:大根 22.9%
3位:里芋 10.0%
■中部
1位:人参/大根 14.3%
2位:鶏肉 11.2%
3位:しいたけ/かまぼこ 9.2%
■関東
1位:鶏肉/人参 13.5%
2位:大根 12.8%
3位:しいたけ 9.6%
■東北・北海道
1位:鶏肉 20.4%
2位:にんじん 12.2%
3位:しいたけ/みつば/かまぼこ 10.2%
上位3位にはランクインしていませんが、一部の地域でのみ親しまれている具材もいくつかありました。
九州と中国地方では「魚介類」を、香川県では「青のり」を入れるご家庭が多いようです。
また、九州の福岡県や長崎県などの一部地域では、「かつお菜」も定番の具材の一つとなってるようです。
夫婦(または両親)の出身地が違う場合は、妻・母方の味のお雑煮を食べる方が一番多く、20.1%でした。続いて、夫・父方の味のお雑煮を食べる方が12.9%でした。
少数派ながら、日替わりで食べるという方や年替わりで交互に食べるという方、もはやどちらのでもないという方もいました。
その他では、
・両方食べる
・出身は違うが、似たような味
・現在は一人なので、色々なお雑煮を楽しんでいる
・お正月にそれぞれの実家に行き、それぞれのお雑煮を食べる
などがありました。
■お餅のこだわり
・餅はたくさん入れる
・お餅は、焼かずに煮て入れる
・お餅は自家製、家でつきます
・煮込んでトロトロになったおもちが入った雑煮が大好きです
・餅は少し焦げ目をつけてふくらませたものを入れます。ややトロトロ気味で食べます
・毎年、お餅の数を事前に言っておくのが決まりです
・お餅を煮すぎない
・汁に浸かった餅が苦手なので、餅なしの雑煮をリクエストすることあります
・島根県は、茹でたお餅ですが、主人の実家の新潟県では焼いた餅をお雑煮に入れるのでビックリしました。お正月のお節は大晦日に食べてしまうのもビックリでした
■味付け・具材のこだわり
・かつおぶし・昆布・いりこで出汁をとり、かつお菜を必ず入れます
・おばあちゃんの味に近づくように味付けをすること!
・出汁は乾燥海老でとり、味付けは淡口醤油
・骨つき地鶏で出汁をとる
・煮干しとスルメで出汁をとります。美味しいです
・あごと昆布で出汁をとる
・いりことかつおで出汁を取る 。うまみが濃厚な澄まし汁で野菜とおもちを食べる
・シンプルです。具は彩り程度。出汁とお餅を味わう感じ
・澄んだ醤油ベースのスープに、かしわと青菜とゆずでシンプルなお雑煮です
・お雑煮には必ず薄口のお醤油を使う。 関東の濃い色のお醤油は、お雑煮には合わないと思う。 お餅は焼かずにお雑煮に入れます。 完全に、わたし(妻)の実家で作るお雑煮と同じ味で、お正月を迎えます
・前日の年越しそばのつゆに、かまぼこ、角餅を焼いていれる
・干し椎茸が美味しいですよ!
・大根やにんじんは小さくて細いものを購入し、丸い輪切りにしてます。その方が縁起がいいとか言ってました
・里芋、人参を入れる
・具だくさんにする
・がめ煮(筑前煮)の具を雑煮に入れて食べてます
・我が家のお雑煮には牡蠣とブリを入れますが、牡蠣は毎年宮島の牡蠣をお取り寄せ。ブリは鍋で煮ずに、刺身用の切り身をお椀に入れて熱々のお汁を入れて完成です!
・焼きあごの出汁で、薄口しょうゆで味を整える程度の薄味すまし汁。ブリの切り身が入っているのが長崎の定番です
・お雑煮用の大根とにんじんを買います。 輪切りで使うので、普段より小さなサイズのものです。 人参は赤の濃い金時にんじんが入ってます。 白味噌仕立てなので、赤が映えておめでたいです
・人参は必ず金時を使います
・松竹梅の模様入りのかまぼこを使用する
・鶏肉をサイの目状に細かく均等に切ってます
・具材は全て大きいのがどーんと、一つづつ入ってます
・鶏肉は美味しい産地のもの、熊本ではみつせ鶏などにしている。 里芋は大きめに切ってたくさん入れる。 透明感のある薄味のお澄ましにしている
・簡易的な出汁の素などを使用せずに昆布と干し椎茸、干し海老などから出汁は作る。蒲鉾も普段より良い所のを使用。一年の初めなのでこだわった食材を使い美味しくいただいています。
・白味噌、丸餅、頭芋と祝い大根に花鰹をいれます。頭芋はお椀いっぱいくらいに大きいので一日では食べきれないことの方が多いです
・にんじんはお花切りしています。 お餅がお椀にくっつかないように、葉物を一番下に敷くといいと母から習い実践しています
・お椀に餅が引っ付かないように、大根の輪切りを下に敷く
・大根とにんじんは梅などの型抜きにする。
・人参を梅の花の形にします
・お雑煮には必ず野菜を飾り切りして、新年を祝うと祖母に教えてもらいました
・白菜はわりと大きめにカットして、その時の気分で具材が色々変わります
■思い出
・お正月の朝、一番に教会のミサに行き、帰ってきてみんなそろってお雑煮をいただいてました。 具だくさんのお雑煮ではありませんが、鶏肉のだしがでておいしかったです。お鍋の中で餅がとろとろになってたことも思い出です
・小学生の頃、白菜に虫が付いていたようで白いお餅が黒く点々となっていたので気持ち悪い!と父に言ったら、虫が食べるほど身体に良いお野菜なんだと。 そして虫はタンパク質だから食べなさい!と言われました
・子供の頃、毎年お正月は母の実家に行っていました。そこではお餅とカブだけが入ったお雑煮でした。 具はほとんど入っていませんでしたが、とってもおいしく今でも忘れられない味です
・母が生きていたころが懐かしいです
・中高生の頃は小豆雑煮が美味しいと思えなかったけど、大人になると食べたくなる
■結婚後のエピソード
・同じ新潟出身でも、地域が違うとお雑煮の具やお餅を焼くか茹でるかなど違いがあり、難しい。
・滋賀県南部生まれだが、実家は公家の末裔の商家なので白味噌に丸餅+親頭(里芋の2年物)+鰹節だったが、同じ県内でも中部生まれの嫁と結婚してから嫁流の自家製田舎味噌(発酵途中なので時間とともに白から茶に変わっていく。正月の時期は中間)+丸餅+蕪+鰹節になった。
・結婚を機に旦那さんの実家で雑煮を食べるようになり、旦那さんの実家の雑煮は小豆で甘い為好物になった
・結婚当初、私の実家の味に不満げの夫。 翌年からずーっと、夫の実家にお年賀挨拶がてら毎年食べに行きます。 皆んながパッピーなトシの始めです
・妻のふるさとの味は餡入り餅なので、私の雑煮の具材を使って、別に小鍋で作って食べています
・香川県にきて餡餅のお雑煮を食べましたが、衝撃でした。 いつものお雑煮が好きです
・夫の香川県の実家でたべる餡餅雑煮は まじかーって衝撃でした。 香川県出身の方のお店で餡餅雑煮を食べましたが、姑の方が私には美味しかったです
・あんこ餅も雑煮に入れて煮て食べますが、結婚して嫁いだ先はあんこ餅は雑煮に入れません! 逆に実家では入れて食べていた話をすると、気持ち悪いと笑われます
・夫の出身地は山口県ですが、夫の母は福岡出身なので、山口県では珍しいかつお菜を手に入れてお雑煮を作ってくれます
・嫁いであずき雑煮を知りました
・実家のお雑煮は見た目も味も塩気も濃く濁っているが、義実家のお雑煮は味は塩気が控えめ。見た目も澄んでいてとても上品ですが、物足りないと感じました
・私は液体に浸ったお餅があまり好きではないので、お汁と具材だけを頂くことが多いです。子どももお餅がダメなので、いつもお雑煮大好きな主人が張り切って作ってます
・どちらも主人の家側のお雑煮ですが、元日は白みそに丸餅のお雑煮、2日はおすましに焼いた角餅、水菜のお雑煮を食べます。子ども達は小さい頃からその味なので、関東に住んでいますが、白みそのお雑煮が大好きです。お正月でなくても時々「お雑煮が食べたい!」というのですが、白みそと丸餅を探すのに苦労します・・・
・私の実家のお雑煮の基本的な具材は筑前煮と一緒で、かまぼこも加えて細かく刻む。 夫の実家のあん餅雑煮を初めて食べた時は驚いた。 義父は大好きだそうだが、義母は嫌いなようで食べていることを見たことがない。 みんながみんな好きなわけでもなく、嫌いな人もいるのだということも驚いた
・もともと元日のみ食べてたけど、結婚してから3日まで毎朝食べるようになった
■その他
・初詣を初日の出に合わせて行い、かえってすぐに食べる。
・必ず元旦に食べてます
・元旦に一回食べるだけの量を作ることです
・お雑煮は毎年年明けに、テレビのお笑い番組を見ながら食べるのが我が家の習慣です
・愛媛出身なので東京に来るまでは丸餅だったけど、こちらは角餅なので、実家から送ってもらってた。
・雑煮には、ふくもちと、私が実家で丸めた白餅をいれて食べます。 具は、前日に湯がいておいて、元旦の朝、お味噌汁と一緒に温めるだけにしています。 義母と台所に立つ貴重な一日です。 毎年、「どうだったっけ?」って、話しながら用意します。毎年同じことを話してるような気はしますが、それが楽しいです
・父方はハマグリとスルメで出汁をとった醤油ベースのお出汁でしたが、父が亡くなり、今は母方の牛肉で出汁をとった醤油ベースのお出汁のお雑煮になりました
・お雑煮は必ず食べないと、お正月を迎えないという我が家の義務です。お節を食べてから、締めは決まってお雑煮を食べるんですが、こういう食べ方は他にも居るのかなぁ?
・正月なので生ものは食べないとの家での決まりごとで、肉好きなのですが、お雑煮も野菜や練り物だけです
・おばあちゃんのお雑煮を毎年食べる事とおばあちゃんに会って話したりして健康でいるなどを確認して、また来年も長生きしてほしいと思う
・今は亡き母は鹿児島県出身、父は宮崎県出身。 娘の私は生まれも育ちも大分県の別府市。 小さい頃、母が作ってくれていたお雑煮は味噌ベースではなく、薄口醤油ベースのおすまし系と言うのか……白菜や椎茸や人参、鶏肉、丸餅が入ったものでした。 凄く美味しかったです。 母が亡くなった23年前から、毎年その味を思い出しながら今では私がそのお雑煮を毎年作っています
・子供の頃に食べていた味で作りたくて親に作り方を聞いたら、市販のうどんスープで作れて案外楽にできました
・さいきんは元日から開いているお店が多いのでおいしいものを食べるというよりも、形式上食べているという感じです。こだわりよりも手軽さですね
・新しいお箸で食べる
・大鍋で作り、正月三が日はそれで済ませる
・お雑煮とぶり大根がセットです!
お雑煮は、地域や家庭によって味付の仕方や具材が様々で、全く違う料理なのではないかと思ってしまうほどです。
今年のお正月は、定番のお雑煮に加えて、他の地域のお雑煮にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
こだわりの味についてたくさん回答をいただいていますので、ぜひ参考にしてみてください♪