今回のアンケートで、高画質・高音質での視聴を楽しむ一方、時短視聴や見たい番組や情報のみを選択し、より主体的かつ効率的にテレビを見ていることが分かりました。リビングでは大画面化が進んでおり、住まいの中でより良い時間を過ごしたいというライフスタイルが反映されているようです。
インターネットに接続してYouTubeや有料の動画配信サービスが視聴できる「スマートテレビ」が普及し、テレビの見方が変化しています。テレビを置かない選択をする人も増えており、テレビの関わり方も多様化しているようです。今回はテレビ視聴についてお聞きしました。
『2~3時間』がもっとも多く177人(26.7%)、僅差で『1~2時間』が176人(26.5%)でした。
『1時間未満』の回答も142人(21.4%)と比較的多く、長時間視聴離れの傾向がみられます。
これまで多かった「ながら視聴」や「つけっぱなし視聴」が以前よりは減って、「見たいものを視聴する」傾向に変化してきていることが考えられます。
約半数となる354人が『1台』と回答、続いて『2台』が190人(28.6%)という結果でした。
テレビ離れが取りざたされることも多いですが、今回のアンケートで『0台』と回答したのは33人(5.0%)でした。30~40代で、自宅にテレビは置かずパソコンのモニターで見ているという人が多いようです。
リビングのテレビサイズでもっとも多いのは『42~50インチ』で223人(33.6%)でした。
続いて『55~60インチ』が148人(22.3%)、『32~40インチ』は147人(22.1%)という結果となりました。『65インチ以上』も70人と多く、大画面による没入感や臨場感を重視する人が多いようです。
従来からある『地上波』が依然として多く、558件と全体の8割以上を占めます。一方で『YouTube』や『ビデオ・オン・デマンド』も少なくなく、日常的に視聴されてきているようです。
これまでのテレビ放送とデジタルコンテンツを使い分ける「マルチチャンネル視聴」が定着していることが分かります。
視聴する番組のジャンルでもっとも多かったのは『ドラマ・映画』で427件(64.3%)、続いて多いかったのは『ニュース・報道』で412件(62.0%)、3位は『バラエティ』で324件(48.8%)でした。
『その他』では、「Eテレの語学講座」や「ゲーム実況」などの回答がありました。
『リアルタイムで視聴』が442件(66.6%)、『録画して視聴』が377件(56.8%)と、この2つが二大主流となっています。
前問で「ニュース・報道」のみを選択した人の中には、「録画して視聴」や「見逃し配信で視聴」を選択している人も多く、忙しい中、時間を有効活用して情報収集されていることが分かります。
『自宅での時間を楽しむ娯楽』がもっとも多く356人(53.6%)、続いて多かったのは『特に重要ではないが、あるのが当たり前』で122人(18.4%)でした。
『その他』ではこちらの回答がありました。
〇視聴番組の楽しみ方
〇高音質・大画面による楽しみ方
〇自分時間の楽しみ方
〇家族団らんや共有する楽しみ方
〇時短で楽しむ
〇その他
今回のアンケートで、高画質・高音質での視聴を楽しむ一方、時短視聴や見たい番組や情報のみを選択し、より主体的かつ効率的にテレビを見ていることが分かりました。リビングでは大画面化が進んでおり、住まいの中でより良い時間を過ごしたいというライフスタイルが反映されているようです。