今回の結果からは、音楽の楽しみ方が多様になっていることが分かりました。スマホやYouTubeで手軽に聞く人が増える一方で、CDやステレオ、コンサートでより深く音楽を愉しむ人もいます。
楽器を始めたいという声や、音楽を健康や家族の会話のきっかけにする使い方も目立ちます。音楽が毎日の生活を彩る存在であることに変わりはありませんが、取り入れ方は多用化しているようです。
定額制の配信サービスやSNSの普及により、以前とは音楽を楽しむスタイルが変わってきました。各所で音楽フェスが開催されるなど、生で音楽を聴く機会も増えています。今回は、皆さんの音楽の愉しみ方についてお伺いしました。
『毎日聴く』人は372人(41.5%)ですが、『ほとんど聴かない』人も12.4%いて、趣味や生活のスタイルの違いによって差が出ています。
スマホや配信で手軽に聴ける環境が整った一方で、忙しさや他の楽しみを優先する人も増え、音楽をどれだけ生活に取り入れるかは人それぞれのようです。
『自宅のリラックス時』が363人(約40.5%)、『運転時』が356人(約39.7%)、『通勤・通学時』が312人(約34.8%)と上位を占めています。
移動中も気分の切り替えや自分時間の確保として楽しむ人と、家でのリラックス時間を楽しむ人の両方が増えている印象です。音楽が日常生活に溶け込んでいることが読み取れます。
最も多いのは『YouTubeなどの動画サイト』で414人(約46.1%)、次いで『定額制音楽配信サービス』で285人(約31.8%)、『CD・DVD』は267人(約29.8%)と、動画サービスが先行する一方で、定額配信やCDも根強い結果となっています。
音楽を聴く機器としては『スマートフォン』が536人(約59.8%)と圧倒的に多く、次いで『テレビ』248人(約27.6%)、『パソコン』158人(約17.6%)、『ステレオ・コンポ』135人(約15.0%)という順です。
「テレビ」は、スマートテレビが普及し、YouTubeをテレビで見る人が増えていることが理由として考えられます。
『スマートスピーカー』は66人と少なく、スマートフォンやパソコンで個人で気軽に聴く派と、スピーカーやコンポでじっくり聴く派が混在していることが分かります。
過去2年での音楽イベントへの参加は『行った』は357人(39.8%)。『行っていない』が540人(60.2%)と多く、費用や時間、移動の手間などが参加の障壁になっていることが考えられます。
一方でQ7の「音楽の愉しみ方」の自由回答では、ライブやコンサートをあげる回答が多く見られ、行く人にとっては特別な体験であり、現場の価値は依然として高いことが読み取れます。
『現在演奏している』が106人(約11.8%)、『これから始めたい』が244人(約27.2%)で、合計すると約39.0%が演奏に関心を持っていることが分かります。
Q7の「音楽の愉しみ方」の自由回答を見ると、退職後の新たな学びや健康目的、仲間との交流、YouTubeなどで独学する人が目立ち、楽器演奏は自己表現や生活の質向上の手段として楽しまれている様子がうかがえます。
〇好きな音楽
〇音楽の聴き方
〇演奏やライブで愉しむ
〇その他
今回の結果からは、音楽の楽しみ方が多様になっていることが分かりました。スマホやYouTubeで手軽に聞く人が増える一方で、CDやステレオ、コンサートでより深く音楽を愉しむ人もいます。
楽器を始めたいという声や、音楽を健康や家族の会話のきっかけにする使い方も目立ちます。音楽が毎日の生活を彩る存在であることに変わりはありませんが、取り入れ方は多用化しているようです。