災害への備えに関するアンケート

年々増加している災害の被害。頻発する地震に加え、これからの季節は大雨や台風などの災害リスクも懸念されます。
今回は、みなさんの災害対策への意識や対策内容、要望する防災サービスなどをお聞きしました。

アンケート名
災害への備えに関するアンケート結果
回答期間
2023年5月19日~2023年6月15日
回答数
605人
回答対象
アルファあなぶきStyle「くらしのアンケート」より回答いただいた方全員(会員を含む)

Q1. 10年前に比べて、ご自身の災害対策への関心が高くなっていると思いますか?(1つ回答)

もっとも多かったのは「どちらかと言えば高くなっている」(280人)でした。約半数の46.3%が選択されています。

次の多かったのが「高くなっている」(178人)です。1位と合わせると783人(75.7%)の人が、10年前より関心が高くなっていることが分かります。

Q2. あなたのご自宅ではどの災害への備えが必要だと感じますか?(複数回答可)

備えが必要と感じている災害、第1位は『地震』(545人)でした。9割の方が地震と回答されています。第2位は「台風」で324人(53.6%)、第3位は「大雨266人(44.0%)でした。

その他」では、火災落雷を挙げた回答が多く見られました。

Q3. 現在、自宅で行っている災害対策を教えてください。(複数回答可)

もっとも多かった災害対策は『飲み水の備蓄』で319人52.7%)でした。第2位は『食料品の備蓄』で289人(47.8%)、第3位は『生活用品の備蓄(電池、カセットコンロ、ガスボンベなど)』で213人(35.2%)でした。

『その他』では、さまざまな災害対策についてご回答いただいています。

  • 地震で家具など倒れたり、物が飛んでこないように配置に気を付けている
  • 非常用にポータブル電源を保有している
  • 高階層に住み、駐車場も高い位置に止める
  • 携帯電話、スマホのチャージャー、テレカも用意。自家用車のガソリン満タン。マイナンバーカード。健康保険書、キャッシュカードなど。
  • 玄関に電池不用タイプの懐中電灯を置いている
  • 玄関にヘルメット配置
  • キャンピングカーを購入
  • 自宅への太陽光および蓄電池の設置

Q4. ご家族で災害時の対応(避難場所や連絡手段の確認など)について、話し合っていますか?(1つ回答)

もっとも多かったのは「何度か話し合ったことがある」で228人37.7%)でした。

話し合ったことがない」という方も206人(34.0%)いらっしゃいます。逆に「頻繁に話し合っている」という人は12人(2.0%)と少ないようです。

同居家族の避難場所や連絡手段の確認だけでなく、遠くに住む家族との安否確認方法なども、この機会にもう一度話し合ってみてはいかがでしょうか。

Q5. ハザードマップを確認し、ご自宅の災害リスクを把握していますか?(1つ回答)

ハザードマップについては「確認し、把握している」という人がもっとも多く、282人46.6%)、続いて「確認したが把握していない」が第2位で254人(42.0%)でした。

内容を把握している・していないの違いはありますが、「ハザードマップを確認したことがある」という人は全体の88.6%と多くを占めています。

また、Q7の「今後強化したい災害への備え」として、「自宅だけでなく、職場のハザードマップを確認したい」という回答も見られました。

ハザードマップの活用も広がってきているようです。

Q6. あなたのご家庭では災害への備えとして、どのような損害保険に加入していますか?(複数回答可)

加入している損害保険でもっとも多かったのは『火災保険』で513人84.8%)でした。

住居形態別に住宅への損害保険の内容を比較すると、分譲マンションでの加入率が高いことが分かります。

  • 住居形態ごとの加入率
    <分譲マンション(自己・親族所有)>
    火災保険:93.7%
    地震保険:74.7%
    どちらにも加入していない:3.5% 

    <一戸建て(自己・親族所有)>
    火災保険:85.4%
    地震保険:56.9%
    どちらにも加入していない:13.0%

    <賃貸の集合住宅>
    火災保険:70.9%
    地震保険:26.8%
    どちらにも加入していない:25.1%

    <賃貸の一戸建て>
    火災保険:80.0%
    地震保険:50.0%
    どちらにも加入していない:10.0%

Q7. 災害に備えて、今後強化したいと思っていることや実現してほしい防災サービスがあれば教えてください。

〇強化したいと思っていること

  • 家具の転倒防止策を早めに実施したい。
  • 家具や家電の落下や転倒防止策をしようと検討中
  • 備蓄の買い換えを強化したい
  • 備蓄品の確認と飲料品の交換徹底
  • 非常時の持ち出し袋の準備。避難経路の確保
  • 情報収集をきちんとしたい。
  • 食料品の備蓄を増やす事。トイレ関係の準備。
  • 家族一人ひとりが持つ用の非常用リュックの用意をしたい
  • 災害セットの購入、使っていないキャリーケースを防災セットとして使用することを考えている。
  • 家族の安否確認方法
  • ポータブル発電機の準備をしたい
  • 防災ラジオの購入を検討しています
  • 犬がいるので、その分の避難する際の準備等を強化したいと思ってます。
  • 実際に災害にあったときを想定して、電気を使えない生活をしてみる
  • 万が一の際、保険の適用範囲が会社によって違うようなので契約のときに確認したい
  • 免震構造の住居への転居を考えている。
  • 強化したいこと:10階を昇降できる体力
  • 車中泊できるようにする
  • 備蓄用の飲み水、食料品、生活用品の量を増やしておく。現在は夫婦二人分だけだが、独立している子供二人分も確保しておきたい。
  • 子どもが小さい頃のままの備蓄量でいるので、成長に合わせた必要量に見直したいです。
  • 非常持ち出し袋を準備したい。またどのような物が必要となるかシュミレーションしてみる事も大切かと思う。
  • 自宅マンションで被災したときの備えは十分ですが、外出中や勤務中の備えは全くできていません。外で被災した時の備えを今後充実させていきます。
  • 保険の見直ししようと思います
  • 窓ガラスにフィルムを張ろうと考えています。

 〇行政やサービスに期待するもの

  • 災害おしらせ便(年金おしらせ便のような形で全家庭にハザードマップとリスクの種類や危険度を知らせる)
  • 非常用発電機の整備
  • ペットと避難できる施設
  • 家族の居場所がすぐわかるようなシステム
  • 災害時の乳幼児などへのサービス強化
  • 災害時の独居高齢者安全確認と援助サービス(離れて暮らす家族の代わりに高齢者宅まで様子を見に行き避難等の援助をしてくれるサービス)
  • 外出中に地震など起きた時の、自宅及び周辺の状況がわかるしくみ的サービス
  • 皆さん携帯を持っていると思うので、災害時、携帯から避難場所を指示してくれると助かります。
  • 自分で買うことは、スペース的にも値段的にも現在は無理ですが、発電機が必要ではないかと思っております。 
    地震、竜巻などに備えるのもそうですが、富士山がもし噴火したら、首都圏は何日も停電になるかも知れないと聞くので、発電機は必要だと思います。防災サービスがあるとしたら、発電機を集合住宅や町内に多く設置するか、個人で買えるよう補助金を出してもらえるとありがたいと思います。
  • 防災バッグを家族の人数分購入するための補助があれば助かります
  • 防災センターの情報発信の強化
  • 堤防を高くしてほしい
  • 自分の家に本当に必要な保険のアドバイス
  • 自治会での対応の強化に期待したい。
  • 市町村による、災害時集合場所の確認。地図やチラシを郵便受けに入れてくだされば十分です。
  • 近くのパチンコ店が、災害用設備を備えてるのですが、そういう店舗が、増えるといいです
  • 地下都市の拡充

〇要望

  • 避難訓練を開催してほしい
  • マンション内での声かけなど連携をして欲しい。
  • 太陽光発電設備の設置
  • 非常用発電設備の設置
  • 避難を誘導したり確認するマンション全体の災害対策チームの編成。高齢者や幼児を抱える家庭の支援の具体策。
  • 個人でどこまでやるのかの判断が難しい。だから、マンション単位のサービスが欲しい
  • 地震のほか、火山爆発による対応
  • マンションの雨戸
  • 災害時に高層階の共有スペースを利用するルール
  • マンション掲示板等への定期的な災害対応の掲載サービスがあれば良いと思っている

〇その他

  • 災害の強度が予想出来ないので、どれだけの準備をしたら良いのか分からないので、準備出来ていません。
  • 地震があったときマンションはどのような崩れ方をするのか予想ができたら避難方法を考える際に役立つのではないか。1階に住んでいます。1階はリスクが大きいのか知りたいです。
  • マンションに災害備蓄と井戸水があるので安心。
  • 近所は皆さん一人暮らしのため、お互い気にかけています。7ヶ月くらい前に近くで火災が発生したときは、すぐに連絡の電話が入りました。このようにお互いに気にかけています。

Q8. あなたの住居形態を教えてください。(1つ回答)

Q9. お住まいのエリアを教えてください。(1つ回答)

まとめ

最近地震が頻発していることもあり、防災についてみなさん非常に関心が高いことが分かりました。家具の固定や飲食物の備蓄をしている人も多く、発電機などのさらなる備えを検討されている人も増えているようです。

Q7では、マンションや自治会での避難訓練を要望するご回答が多く見られました。

いつ起こるか分からない災害。この機会にもう一度ご自身の防災対策を見直してみませんか?

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